川邊祐之亮(かわべゆうのすけ)の京都もん日記


「Schola|坂本龍一 音楽の学校」聴講について

今夜は中学生の娘とその友達を連れ、
「Schola|坂本龍一 音楽の学校」の公開収録に参加した。
会場は京都造形芸大。学内には「京都芸術劇場春秋座」という立派な劇場があり、
中学生以上の学生およびその保護者に限り無料で聴講することができた。
そう、Schola=学校なので、まさに聴講。
ほとんど3時間!2コマぶっ続け!もある”講義”の96%は3人の教授によりパネルディスカッションで、
坂本教授の傍らに設置されたスタンとおぼしきGピアノはちょっぴり実演程度だった。
んが、坂本教授のベートーベン、これは普段絶対に聞けない!
本当に貴重な経験をさせていただいた。
当の中学生2人にはちょっと難しかったようだが。。。
さてこの聴講で印象に残ったお話・・・
「クラシックを勉強するって事は死者との対話である。」
ベートーベンはなぜこの曲をこのように作曲したのか?という疑問を、
作曲家の立場で曲を細部まで分析研究を深めるうちに、
200年の時間を超えベートーベンと考え方を通じさせる事が出来る、って内容でした。
確か教授は「音楽で考える」と言っていたような、、、、。
僭越ながら、実は私も同じ想いを画の分野で体験していた、
感じる人のレベルの大小はあれ、クリエイティブには共通の感覚なんだと嬉しかった。

私の体験はこうだ。
もう何年も前だが、染色作家で人間国宝の稲垣稔次郎先生のアトリエにお邪魔した時のこと。
先生は私が生まれる前年に他界されていてる私にとっては歴史上の人物だ。
その実際に対話すら叶わない先生の肉筆のデッサン帳を、
ご遺族のご好意で、まさにデッサンされていた座敷の座られていたその場所で拝見したのだ。
もう茶色に変色したデッサン帳のページをめくった時・・・
その歴史的な遺稿の数々は、昨日ここで描かれたといっても信じてしまうほど生々しかった。
縁側を通し庭先から差し込む柔らかな光、その光を反射するモティーフの光や陰、
この線はこんな風に!そしてあの線はこんな具合に!
画学を踏まえた上で稲垣稔次郎という画家の癖や人間味が生々しく時間を超えて私に語りかけて来た、

;、、、気がした。
私は現実世界で出会う事がかなわなかった人と、
画を通して一方通行ではあるが意思を通わせる事が出来たと確かに感じた。
画や音楽、さらには様々な文化に込めた先人の理念は時空を超える、、、これはとても不思議だが、
人間に備わった生きる為の力だ、と思う。
人間は他の動物と異なり文化を創り、そして伝える事が出来る生き物であるのだから、
尊い先人の創り出した文化を私たちの代で磨き、また新しく加え、
そして次世代につないでゆく事。これが是。
「伝統」とは「人」(ひと)「云」(いう)「糸」(みちすじ)「充」(子が育つ)と分解すれば、
納得がいくかもしれない。
80年代初頭、未来へのPOP音楽としてY.M.Oで初めて坂本龍一教授を知り、
30年後、その教授の「Schola音楽の学校」を通し、過去を改めて噛み締める事の大切さを思い知らされた。

ちなみにこの収録模様は秋にNHKにて放送されるとの事、ご興味のある方は是非。
そう、私の体験は同志社大大学院の村山裕三教授の著書
「京都型ビジネスー独創と継続の経営術」にも紹介されています。


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twitterはじめました。

昨今のwebサービスはめまぐるしく進化していて
ついて行くだけでもやっとです。
世の中ではtwitterなるものが流行っているとか。。。。。
http://twitter.jp/kawabeyunosuke
早速アカウントを作ってつぶやき始めました。
すでにtwitterを始めている方や、これから始めようと思っているあなた!
相互リンク(古!)ではなく、フォローお願いいたします。


今日の東京出張、いきなり新幹線に乗り遅れるところからスタート。
しかし幸い自由席を待つ列も3〜4人が並んでいるだけの空いた状態でしたので、6分後ののぞみでリスタート。A,B席を独占状態でゆったりと仕事をしつつの2時間半のトリップです。道中天候も良く富士山も大変キレイでしたので思わず携帯カメラでパチリ(列車内のあちこちで携帯カメラのシャッター音が鳴ってました)。
DVC00031.jpg
一景目は富士川を渡る車窓から2007年新春バージョンの典型的な富士。偶然橋の欄干の隙間でシャッターが切れてくれて奇跡的に写ってくれました。
DVC00032.jpg
二景目は富士川からもう少し東よりの車窓からの眺め。新幹線からの眺めならむしろこちらの方が普通ですね。葛飾北斎が今富士を描いたらどんな風物を描いたんでしょうか。


謹賀新年

JSS2007.jpg
あけましておめでとうございます。
旧年中、皆様にはほんとうにたくさんの知恵や励ましをいただき、誠にありがとうございました。
本年07年は私にとって、前年までに蓄え準備してきたものをいよいよカタチに出して行く年になります。
まずは1月下旬、フランス・パリで行われる「メゾン・エ・オブジェ展」にて、海外向け新製品の発表を行います。つづいて2月には国内向け製品を「東京国際ギフトショー」などでもお披露目し、それに合わせ、お待たせしすぎm(_ _)mのWEB SHOPも開店する予定です。これ以外でも春以降、いろいろな製品がリリース予定ですので随時このブログで紹介させていただきます。
また個人的な取り組みとして、今春から同志社大学大学院ビジネス研究科「伝統産業革新塾」に外部講師として招聘され、1月21日の開講記念シンポを皮切りに京都の伝統産業界の革新を目指します。また、京都市中小企業支援センター『ブランド活用基礎講座 育てよう「京ものの種」』でもワンポイント講師(2月20日)を承りました。
2007年、伝統産業界も資本やスキームを既存のルートに頼らない新伝統産業の出現の予感。これからおもしろくなってきそうです。
本年もジャパンスタイルシステムと川邊祐之亮をどうぞよろしくお願い申し上げます。
平成19年元日
ジャパンスタイルシステム 代表 川邊祐之亮